【2025年最新】逗子市のリフォームで活用できる補助金一覧｜費用を抑えるコツも解説

逗子市にお住まいで「リフォームをしたいけれど費用が心配……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

リフォームは工事内容によっては高額になるケースも多く、なるべく費用を安くおさえたいと考える方も多いかもしれません。

逗子市では、省エネ対策や断熱改修など、一定の要件を満たす住宅リフォームに活用できる補助金制度があります。

本記事では、逗子市のリフォームで活用できる補助金を解説します。費用を抑えながら快適な住まいを実現したい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

【自治体】逗子市で使えるリフォーム補助金制度

2025年5月現在、逗子市で使えるリフォーム補助金制度は、以下の通りです。

• 木造住宅耐震診断・耐震補強工事等補助制度
• 逗子市既存住宅断熱改修等省エネ対策費補助金
• 神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金
• 【現在は受付終了】神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金
• アスベスト含有調査に対する補助制度
• 住宅設備改良費の補助
• 危険なブロック塀などの撤去費用助成制度

それぞれ条件や補助金額、対象工事が異なるため、活用できるものがないか確認しておきましょう。

木造住宅耐震診断・耐震補強工事等補助制度

制度名	木造住宅耐震診断・耐震補強工事等補助制度
補助金額	簡易耐震診断：1万5,000円 一般耐震診断：4万円 耐震補強工事：上限50万円まで（費用の2分の1） 耐震シェルター：上限25万円まで（費用の2分の1）
申請期間	契約前に逗子市まちづくり景観課に相談
補助条件	・1981年5月31日以前に着工した2階建て以下の戸建て木造住宅であること ・逗子市に住民登録があり、対象住宅を所有していること ・市税を滞納していないこと
問合せ先	環境都市部まちづくり景観課 電話番号：046-872-8124

「木造住宅耐震診断・耐震補強工事等補助制度」は、1981年以前に建てられた木造住宅にお住まいで、耐震診断や耐震工事を検討している方向けの補助金です。

本制度は、木造住宅の耐震診断や耐震補強工事、耐震シェルターの設置費用を一部補助するものです。1981年5月31日より前に建築確認を得て着工した、2階建て以下の戸建木造住宅が補助対象となっています。

耐震診断の補助金額は1万5,000円～4万円、耐震補強工事は上限25万円、耐震シェルターの設置は上限25万までです。耐震目的以外のリフォーム費用は対象外になるため、注意しましょう。

本制度を活用するには、外壁塗装業者と契約する前に逗子市のまちづくり景観課に相談する必要があります。詳しい流れや申請方法は、こちらをご覧ください。

参照：
逗子市「木造住宅耐震診断・耐震補強工事等補助制度」

逗子市既存住宅断熱改修等省エネ対策費補助金

制度名	逗子市既存住宅断熱改修等省エネ対策費補助金
補助金額	リフォーム費の3分の1（上限7万5,000円） 省エネ改修工事：7万5,000円 高日射反射率塗装：7万5,000円 ※いずれか低い方の額が補助される
申請期間	要問い合わせ（予算に達した時点で終了）
補助条件	・逗子市の既存住宅であること ・耐震性能を確保した住宅であること ・市税を滞納していないこと ・「逗子市ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金」の交付を受けていないこと ※対象工事は「省エネ改修工事」「高日射反射率塗装」で、それぞれ要件が異なる
問合せ先	環境都市部環境都市課 電話番号：046-872-8123

「逗子市既存住宅断熱改修等省エネ対策費補助金」は、逗子市内の住宅で省エネ改修や日射反射率塗装工事を実施する際に活用できる補助金制度です。

省エネ改修工事は、断熱効果の高い外壁や天井、床、窓に変更する工事のことです。ただし、居室のうち外に面している窓が複数ある場合は、そのすべてをまとめて改修しなければ補助対象外となります。

高日射反射率塗装とは、塗膜や被塗物の温度上昇を抑える効果が高い塗料を塗る施工のことです。既存住宅の屋上や屋根、外壁に塗布する工事が対象となっています。それぞれ細かく要件が決められているため「申請の手引き」にてご確認ください。

参照：
逗子市「令和7年度逗子市既存住宅断熱改修等省エネ対策費補助金」

神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金

制度名	神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金
補助金額	窓・壁・天井・床の改修：材料費・労務費の3分の1もしくは上限20万円（いずれか低い額を上限とする） （※窓は必ず改修すること）
申請期間	令和7年4月25日（金）から令和7年12月26日（金）まで ※工事着手の1か月以上前に申請すること（交付が決定する前に施工すると対象外となります）
補助条件	・神奈川県内の住宅の省エネ改修であること ・申請者が居住・所有している住宅であること ・耐震性能を確保した住宅であること
問合せ先	環境農政局 脱炭素戦略本部室

神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金は、県内の住宅で省エネ目的の改修を検討している方向けの制度です。

県内の居住用かつ耐震性能が確保されている住宅のリフォームで、国が指定する断熱材などを指定箇所に使用する場合に活用できます。

指定箇所は、玄関ドアを含む窓・壁・天井・床の4つです。このうち窓は必ず改修する必要があり、補助金額はいずれも材料費・労災費の3分の1（上限20万円）となっています。

なお、補助対象の製品は、以下のサイトで確認できます。

• 公益社団法人北海道環境財団｜補助対象製品一覧（令和7年）
• 住宅省エネ2025キャンペーン｜補助対象製品の検索

本制度を受けるには、工事着手の1カ月以上前に申請しなければなりません。交付が決定する前に着手すると対象外になるため、計画的に準備を進めましょう。詳しい内容は、公式ホームページにてご確認ください。

参照：
神奈川県「令和7年度神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金」

【現在は受付終了】神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金

制度名	神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金金
補助金額	ZEH＋（Nearly ZEH＋含む）：90万円/戸 ZEH（Nearly ZEH含む）：55万円/戸 ZEH　Oriented：50万円/戸 再生可能エネルギーを除いた基準一時エネルギー消費量の削減率が35％以上なら、上記の補助額に加えてプラス20万円を加算
申請期間	令和8年3月31日（火）までに事業完了 事業完了から2カ月以内に実績報告書を提出
補助条件（対象事業）	・県内にZEHを新築する事業 ・県内の新築建売のZEHを購入する事業 ・県内の既存住宅をZEHに改修する事業
問合せ先	環境農政局 脱炭素戦略本部室 専用フォームにて問い合わせ

神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金は、県内にZFHを新築したい方や既存住宅をZFHに改修したい方におすすめの制度です。ZEHとは、通常の住宅より一時エネルギーの消費量が少ないネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを意味しています。

例えば、屋根に太陽光発電を設置したり、外壁に断熱材を入れたりするなど、環境問題の解決につながるリフォームを実施する場合に活用可能です。

補助金額は、ZEH＋やNearly ZEHは一戸当たり90万円、ZEHやNearly ZEHは55万円、ZEH　Orientedは50万円です。各ZEHの定義は、神奈川県の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスとは」にてご確認ください。

ただし、2025年5月現在は申請額が予算額に達しており、受付を終了しています。受付を再開する場合は公式ホームページにて通知されるため、活用を検討している方は最新情報を定期的にチェックすると良いでしょう。

参照：
神奈川県「令和7年度神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金」

アスベスト含有調査に対する補助制度

制度名	アスベスト含有調査に対する補助制度
補助金額	上限25万円/戸 一検体のみの含有調査：上限16万円
申請期間	契約前に自治体の窓口で相談して申請する
補助条件	・指定の市町村の住宅であること ・対象建築物に該当すること
問合せ先	県土整備局 建築住宅部建築安全課 電話番号：045-210-6257

アスベスト含有調査に対する補助制度は、平成元年以前に着工した建物のアスベスト調査を検討している方向けの制度です。

肺がんや石綿肺など、健康被害をもたらす恐れがある「アスベスト」の含有調査で活用できます。調査対象の建築物が逗子市に位置しており、以下の条件のいずれかに該当する場合に活用可能です。

• 平成元年以前に建築確認を得て着工された建築物
• 不特定多数が使用する建物（ホテル・飲食点・集会場など）
• 延べ面積が300平方メートル以上1,000平方メートル未満
• エレベーターがある建築物

補助上限額は一戸当たり25万円で、一検体のみの含有調査は上限16万円です。本制度を活用するには、事前相談書に必要事項を記載した上で、県土整備局（建築住宅部建築安全課）に相談する必要があります。詳しい概要は、こちらでご確認ください。

参照：
神奈川県「アスベスト含有調査に対する補助制度」

【障がい者向け】住宅設備改良費の補助

制度名	住宅設備改良費の補助
補助金額	上限80万円/戸 環境制御装置の設置：上限60万円/戸 天井走行式移動リフトの設置：上限100万円/戸
申請期間	契約前に自治体の窓口で相談して申請する
補助条件	既存住宅を障がい者用に改造するリフォームであること
問合せ先	福祉部障がい福祉課 電話番号：046-872-8114

住宅設備改良費の補助は、障がい者の方が住む住宅の改良を検討している方におすすめの制度です。

具体的には、障がい者の方が暮らしやすいよう、既存住宅を改良するリフォームで活用できます。たとえば、玄関やトイレ、廊下などを障がい者向けに改造する工事が対象となります。また、一定の障がい等級を持つ障がい者が、天井走行式移動リフトや環境制御装置を設置する場合にも活用可能です。

補助上限額は80万円～100万円となっており、世帯所得に応じて自己負担額が発生する可能性があります。申請方法や対象の障がい者等級は、逗子市の「住宅設備改良費の補助」にてご確認ください。

参照：
逗子市「住宅設備改良費の補助」

危険なブロック塀などの撤去費用助成制度

制度名	危険なブロック塀などの撤去費用助成制度
補助金額	工事費の3分の2（上限20万円/戸）
申請期間	契約前に自治体の窓口で相談して申請する
補助条件	・避難経路として通行できる道路に面したブロック塀であること ・延長が1m以上、かつ道路面から高さ1mを超えているブロック塀を「高さ40cm以下」にする工事であること ・点検で改善が必要と判断されたブロック塀の撤去であること ・市税を滞納していないこと
問合せ先	環境都市部まちづくり景観課 電話番号：046-872-8124

危険なブロック塀などの撤去費用助成制度は、自宅にブロック塀がある方向けの制度です。

高さ1m以上かつ道路面から高さ1mを超えるブロック塀を撤去、もしくは約40cm以下にする工事で活用できます。補助金額は、工事費の3分の2（上限20万円/戸）です。撤去工事は、逗子市が指定する業者に依頼する必要があります。

ブロック塀は地震や台風時に倒壊する恐れがあるため、全国的に点検や撤去が進められています。外構リフォームで要件に当てはまるブロック塀を撤去する場合、本制度の利用を検討しましょう。

詳しい概要は、逗子市の「危険なブロック塀等の安全対策工事補助」でご確認ください。

参照：
逗子市「危険なブロック塀等の安全対策工事補助」

【自治体以外】逗子市で使えるリフォーム補助金制度

自治体の補助金の他、国が実施している補助金制度もあります。具体的に活用できる制度は、以下の通りです。

• 既存住宅の断熱リフォーム支援事業
• 子育てグリーン住宅支援事業

経済的な負担を軽減するためにも、制度の内容や申請条件をしっかり確認しておきましょう。

【令和7年3月公募枠】既存住宅の断熱リフォーム支援事業

制度名	既存住宅の断熱リフォーム支援事業
補助金額	窓・玄関ドア・断熱材：戸建て住宅は上限120万円/戸、集合住宅は15万円/戸 LED照明：1カ所につき8,000円/戸 蓄電システム・蓄熱設備：上限20万円/戸 熱交換型換気設備・EV充電器設備：上限5万円/戸
申請期間	令和7年3月24日（月）～令和7年6月13日（金） ※17時メール必着
補助条件	・居住用の住宅のリフォームであること ・既存住宅の断熱改修であること
問合せ先	公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 電話番号：011-206-1573

既存住宅の断熱リフォーム支援事業は、断熱目的でリフォームしたい方におすすめの制度です。

既存住宅のエネルギー消費効率を高めたり、低炭素化を図ったりすることを目的としています。窓やガラス、玄関ドアなどの断熱性を高める工事の他、共用部にLEDを設置する工事、EV充電器の導入工事などが補助の対象です。

本制度は「トータル断熱」と「居間断熱」に分かれており、それぞれ申請できる内容や補助条件が異なります。なお、リフォームで導入する製品は、財団の補助対象製品一覧の専用ページに登録されている未使用品でなければなりません。

詳しい申請方法や補助条件は、公式ホームページにてご確認ください。

参照：
公益財団法人北海道環境財団「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」

子育てグリーン住宅支援事業（既存住宅のリフォーム）

制度名	子育てグリーン住宅支援事業
補助金額	上限60万円/戸（※リフォームの場所や範囲によって変動します）
申請期間	予算上限に達するまで（遅くとも2025年12月31日まで）
補助条件	・既存住宅に省エネ改修や子育て対応改修などを行うリフォームであること ・必須工事（開口部・躯体・エコ住宅設備）のうち2つ以上のカテゴリーで工事を実施すること
問合せ先	住宅省エネ2025キャンペーン 補助事業合同お問い合わせ窓口 電話番号：0570-022-004

子育てグリーン住宅支援事業は、リフォームで自宅の省エネ向上を図りたい方や、子育て中の家事負担軽減を図りたい方向けの精度です。

開口部や外壁・屋根・天井・床といった住宅の躯体部分の断熱改修や、バリアフリー化を目的としたリフォームなどに活用できます。

補助金額はリフォームの場所や範囲によって変動し、上限は60万円/戸です。申請は予算が上限に達するまで受け付けており、遅くとも2025年12月31日までが期限とされています。詳しくは、子育てグリーン住宅支援事業の「事業概要」をご覧ください。

参照：
子育てグリーン住宅支援事業「子育てグリーン住宅支援事業」

逗子市でのリフォーム費用を抑える4つのコツ

逗子市の住宅リフォームに関する補助金はいくつかありますが、リフォームの範囲や目的によっては活用できない場合があります。そのため、補助金の有無に関わらずリフォーム費用を抑えるためのコツを知っておくことが大切です。

具体的なポイントは、以下の通りです。

• 必要な部分だけリフォームする
• 建材や部材のグレードを見直す
• 複数業者に見積もりを依頼する

少しでも費用を抑え、納得のいくリフォームを実現しましょう。

必要な部分だけリフォームする

一度に多くの部分をリフォームすると費用がかさむため、本当に必要な部分だけに絞りましょう。生活に支障が出ている箇所や劣化が進んでいる部分を優先的に施工すれば、その分費用を抑えられます。

たとえば、水まわりが劣化していて清潔感がなくなっているのであれば、全面的にリフォームした方が生活の質が上がるでしょう。一方で、まだ使える状態の床を新しいフローリングに張り替えたい場合は、本当に今すべきかどうか検討する必要があります。

事前に優先順位を整理し、無駄な出費を避けましょう。

建材や部材のグレードを見直す

リフォームに使用している建材や部材のグレードを見直すのも、費用を抑える方法の一つです。

たとえば、外壁リフォームで耐久性が高く美しい仕上がりが期待できる無機塗料を使用した場合、1㎡あたり約4,000円～5,000円かかります。一方、シリコン塗料は耐久性はやや劣るものの、1㎡あたりの費用相場は約2,500円～3,500円です。

お金をかけてこだわりたい部分と、コストを重視して抑えたい部分を明確に分けておけば、無理のないリフォーム計画が立てやすくなります。

複数業者に見積もりを依頼する

リフォームを検討する際は、1社だけで即決せず、2～3社から見積もりを取りましょう。1社だけで決めてしまうと、相場よりも高い費用で契約してしまう可能性があるためです。

複数の業者から見積もりを取ることで、費用感や施工内容を比較でき、適正価格で対応してくれる業者を選びやすくなります。業者ごとに使用する建材や塗料、対応の丁寧さ、施工の得意分野などが異なるため、見積もり時に確認しておくと良いでしょう。

まとめ｜逗子市でリフォームするなら補助金を活用しよう

神奈川県や逗子市の補助金制度を活用することで、リフォームの費用負担を軽減しながら理想の住まいづくりを進められます。それぞれ補助条件や対象工事、補助額が異なるため、事前に公式ホームページで概要を確認しておきましょう。

弊社「リズムペイント」では、鎌倉市・逗子市・藤沢市を中心に外壁塗装や屋根塗装を手掛けております。地域密着型の塗装専門店として、適正価格かつ高品質な施工を提供し、長く快適に暮らせる住まいの実現をサポートいたします。

断熱向上を目的とした外壁リフォームのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

逗子市のリフォームに活用できる補助金に関するよくある質問