サイディング外壁はDIYで補修できる?具体的な手順や業者依頼すべきケースを解説
「サイディング外壁の補修を業者に依頼すると高くつきそうだから、なるべく自分で補修したい」
サイディング外壁の劣化を見つけたときに、そう考える方も多いのではないでしょうか。
結論、軽度なひび割れや欠けであればDIYで補修可能です。劣化が進行している場合は、無理せず業者へ依頼しましょう。
本記事では、サイディング外壁のDIY補修の手順や注意点を解説します。業者に依頼すべき劣化のサインも解説しているため、ぜひ最後まで読んでみてください。
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【結論】サイディング外壁は「軽度のひび割れや欠け」ならDIYで補修できる
サイディング外壁の劣化レベル | 具体的な劣化症状の例 | DIY補修 |
---|---|---|
軽度 | ・幅0.5mm以下の細いひび割れがある ・外壁材同士をつなげる目地(シーリング)に軽くひびが入っている | 〇(可能) |
重度 | ・幅0.5mmを超えるひび割れがある ・深いひび割れがみられる ・外壁材が欠けたり沿ったりしている | ×(業者依頼がおすすめ) |
サイディング外壁は、軽度な劣化であればDIYでの補修が可能です。重度な劣化が見られる場合は、DIYではなく業者に依頼することをおすすめします。
DIYで補修できる「軽度な劣化」とは、以下のような状態を指しています。
- 幅0.5mm以下の細いひび割れが見られる
- 外壁材同士をつなげる目地(シーリング)に軽くひびが入っている
これらのひび割れであれば、住宅の構造部分まで影響していないケースが多く、早めに補修を行えば劣化の進行を防止できます。
一方、ひびが深く入り込んでいたり、外壁材に欠けや反りが見られたりする場合は注意が必要です。こうした劣化は、DIY補修では根本的な解決が難しく、さらなるトラブルにつながる可能性があります。
そのため、専門知識と技術を持つプロに原因を調査してもらい、適切な方法で補修しましょう。
なお、DIYでの補修はあくまで応急処置です。外壁の劣化を防ぐには、業者による外壁診断やメンテナンスを定期的に実施する必要があります。
サイディング外壁をDIYで補修する6つの手順
前述の通り、サイディング外壁の軽度なひび割れや目地の劣化であれば、DIYでの補修が可能です。
目地の補修方法には「打ち替え」と「増し打ち」の2つがあります。打ち替えは、既存のシーリング材をすべて取り除いてから新たに充てんする方法です。増し打ちは、既存のシーリング材を除去せずに新しいシーリング材を重ねていく方法です。
打ち替えは基本的に業者が行う方法で、専門知識が必要となります。DIYで補修する際は増し打ちを選択しましょう。
軽度なひび割れや目地の劣化を補修する手順は、以下の通りです。
- 必要な道具を用意する
- 補修する箇所の汚れを除去する
- 塗装用マスキングテープで養生する
- ひび割れ・目地に沿ってシーリング材を充てんする
- ヘラでシーリング材を平らに整える
- マスキングテープを剥がし、シーリング材を乾燥させる
正しい手順で補修できるよう、以下で施工方法や注意点を理解しましょう。
まずは、以下の道具を用意しましょう。
- 軍手
- ヘラ
- 刷毛
- 塗装用マスキングテープ
- シーリング材(コーキング材とも呼ばれている)
- コーキングガン
塗装用マスキングテープの種類は、主にゴム系とアクリル系の2つです。ゴム系は紫外線や熱に弱く、屋外での使用にはあまり向いていません。屋外での外壁塗装では、粘着力が高く耐熱性に優れているアクリル系がおすすめです。
シーリング材は「コーキング材」とも呼ばれており、主に変成シリコーン系・ポリウレタン系・シリコーン系の3タイプに分かれます。
シリコーン系は補修後に塗装ができないため、変成シリコーン系やポリウレタン系がおすすめです。
ただし、ポリウレタン系は価格が手頃な一方で、変成シリコーン系より耐久性に劣る場合があります。長期間美しい状態を維持したい場合は、外壁の色に近い変成シリコーン系を選ぶと良いでしょう。
コーキングガンとは、シーリング材(コーキング材)を押し出すための専用器具です。主に手動式・電動式・空圧式の3タイプに分かれますが、価格を抑えたいなら手動式がおすすめです。効率良く作業を進めたい方や手への負担を減らしたい場合は、電動式や空圧式が良いでしょう。
作業を始める前に、刷毛で補修箇所の汚れを取り除きましょう。外壁にはホコリや砂、排気ガスなどの汚れが付着しています。そのまま作業を進めると、シーリング材が十分に密着せず仕上がりが悪くなる可能性があります。
除去する際は強くこするのではなく、軽く払い落すようなイメージで刷毛を動かしましょう。
汚れを除去できたら、補修箇所の周囲に塗装用マスキングテープを貼って養生します。養生しないと、補修箇所からシーリング材がはみ出して仕上がりが悪くなる可能性があるためです。
テープは長いまま一気に貼ろうとせず、無理のない長さで少しずつ貼り進めるのがポイントです。長すぎるとたるみやすく、きれいに貼れないことがあります。
また、端を少し折り返しておくと作業後スムーズに剥がせます。
養生が完了したら、外壁にできたひび割れや目地の劣化部分に沿ってシーリング材を充てんしていきます。
シーリング材はコーキングガンにセットし、ひびや劣化部分をなぞるように一定のスピードで押し出します。力を入れすぎるとはみ出して見栄えが悪くなってしまうため、適度な力で充てんしましょう。
目地を補修する場合は、シーリング材を押し込むような感覚で充てんすると、奥まで行き渡りやすくなります。うまく充てんできるか不安な方は、作業前に板材などで練習すると良いでしょう。
次は、ヘラで充てんしたシーリング材を平らに整えましょう。
整えるときに意識すべきなのは、劣化部分の奥までシーリング材が浸透しているかどうかです。奥まで行き渡っていないと、中に空洞が残って雨水が入り込む可能性があります。
表面を均一に整えつつ、シーリング材を奥へ押し込むような感覚でヘラを動かしましょう。
シーリング材を平らに整えたら、硬化する前にマスキングテープを剝がしましょう。時間を置くとテープにシーリング材が付着し、仕上がりが悪くなる可能性があります。
テープを剥がした後は、シーリング材を十分に乾燥させましょう。乾燥時間は製品によって異なりますが、変成シリコーン系であれば2時間程度が目安です。冬は夏に比べて乾燥時間が長くなりやすいため、完全に硬化するまで時間がかかる可能性があります。
十分に乾燥できたら、サイディング外壁のDIY補修は完了です。
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サイディング外壁をDIYで補修しても定期的なメンテナンスを忘れずに
サイディング外壁の軽度な劣化をDIYで補修した後でも、メンテナンスは定期的に実施しましょう。とくに補修から1年ほどは、シーリング材の硬化不良や再発などが起こりやすいため、業者による点検を受ける必要があります。
サイディング外壁のメンテナンス時期は、種類によって異なります。以下は、種類ごとのメンテナンス時期をまとめたものです。
サイディング外壁の種類 | メンテナンス時期の目安 |
---|---|
窯業系サイディング | 7~10年ごと |
金属系サイディング | 10~15年ごと |
木質系サイディング | 10年ごと |
樹脂系サイディング | 10~20年ごと |
窯業系サイディングは、経年劣化によって表面の塗膜が剥がれやすい傾向があります。塗膜の劣化が進むと防水性が低下し、雨漏りが発生する可能性があるため、7~10年ごとに塗り替えすると良いでしょう。
金属系サイディングは錆びやすく、木質系は腐食や変色が起こりやすいなど、素材によって劣化の仕方はさまざまです。樹脂系サイディングは比較的耐久性がありますが、紫外線の影響で少しずつ劣化が進みます。
こうした素材ごとの特性をふまえて定期的にメンテナンスを行い、長きにわたって美しい住宅を維持しましょう。
サイディング外壁の補修を業者依頼すべき5つのケース
以下のケースに該当する場合、DIYではなく業者に補修を依頼することをおすすめします。
- 幅0.5mm以上のひび割れがある
- 目地(シーリング)が完全に切れている
- 表面に大きな欠けや剥がれが見られる
- サイディングの反りや浮きが発生している
- 高所作業が発生する
これらの劣化は外壁内部にまで影響が及んでいる可能性があり、正確な判断や適切な処置が求められます。間違った方法で補修するとさらなるトラブルが発生する可能性があるため、無理せずプロの手を借りましょう。
幅0.5mm以上のひび割れがある
幅0.5mm以上のひび割れは、内部で劣化が進んでいる可能性があります。内部にまでダメージが及んでいる場合、表面を補修しただけでは根本的な解決にはつながりません。
放置するとひび割れがさらに広がり、雨漏りや湿度上昇によるシロアリ被害が発生する可能性があります。DIYでの補修は難しいため、専門知識が豊富なプロに依頼しましょう。
目地(シーリング)が完全に切れている
目地(シーリング)が完全に切れており、内部が見える状態になっている場合は業者に補修を依頼しましょう。
目地に施されているシーリング材は、外壁材同士のすき間から雨水が入り込むのを防ぐ役割を担っています。完全に切れてしまうと防水性能が低下し、雨漏りや住宅材の腐食につながる恐れがあります。
状態が深刻になる前に、早めに業者に相談して適切な処置を受けましょう。
表面に大きな欠けや剥がれが見られる
サイディングの表面に大きな欠けや剥がれが見られる場合も、業者に補修を任せた方が良いでしょう。表面に補修材を塗っただけでは根本的な解決にはならず、放置すると内部まで劣化するリスクがあります。
損傷の範囲によっては、サイディングの一部を張り替えたり、再塗装が必要になったりする可能性があります。業者に状態を確認してもらい、どのような施工が適しているか検討しましょう。
サイディングの反りや浮きが発生している
サイディングの反りや浮きが見られる場合も、業者の補修が必要なケースの一つです。ビスで固定すれば改善する可能性がありますが、サイディングが割れてケガをするリスクが高まります。無理に自分で対応せず、経験豊富な業者に相談しましょう。
状態によっては、浮いた部分の再固定だけでなく、張り替え工事が必要になる場合があります。適切な処置を受けるためにも、施工実績のある業者に依頼しましょう。
高所作業が発生する
2階部分や屋根に近い位置の劣化を補修する場合、転落の危険性があるためDIYでの補修は避けましょう。はしごを使って無理に作業すると、事故につながるだけでなく、補修の仕上がりにも影響が出る可能性があります。
業者が高所の劣化を補修する際は、作業前に足場を設置します。足場とは、施工を安全かつスムーズに進めるための構造物です。こうした安全対策を含めて適切に対応してもらえる点も、業者に依頼するメリットです。
安全性と仕上がりの精度を確保するためにも、高所の補修は信頼できる業者に依頼しましょう。
まとめ|サイディング外壁の補修はDIYだけでなく業者依頼も視野に入れよう
サイディング外壁の表面にできた0.5mm以下のひび割れや目地の軽度な劣化であれば、DIYで対応できる場合があります。
一方、ひび割れが深く目地が完全に切れている、外壁が反っているといった症状は、DIYでは対処しきれない可能性があります。信頼できる業者に依頼し、適切な手順で補修してもらいましょう。
「自宅のサイディング外壁が劣化している」「DIYで補修できる自信がない」と不安な方は、弊社「リズムペイント」にご相談ください。一級塗装技能士をはじめとした経験豊富なスタッフが、外壁の状態に最適な施工プランをご提案いたします。
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サイディング外壁のDIY補修に関するよくある質問
サイディング外壁の補修を業者するとどれくらい費用がかかりますか?
サイディング外壁の補修費用は、施工方法や補修箇所、範囲などによって異なります。一般的な費用相場は、以下の通りです。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
部分的な補修 | 1万円~5万円 |
目地(シーリング・コーキング)の補修 | 打ち替え:15万円~24万円 増し打ち:12~17万円 |
部分的な張り替え | 10〜30万円 |
全面的な張り替え | 150~230万円 |
外壁塗装 | 60~180万円 |
カバー工法(既存の外壁の上から新しいサイディングを重ねる施工方法) | 130~220万円 |
業者に補修を依頼すると費用がかかりますが、外壁の状態を正確に診断してもらえます。業者によって施工プランが異なるため、複数業者に見積もりを比較し、適正価格で高品質な施工を実施してくれる業者を選びましょう。
サイディング外壁の補修はパテでDIYできますか?
多少の劣化ならDIYで補修できますが、以下のケースでは安全面や仕上がり面から見ても業者に依頼すると良いでしょう。
- 下地にまでダメージが及んでいる
- 地震などの影響で倒壊の恐れがある
- 高所作業で危険を伴う
- 劣化の原因が施工不良にある
パテを使用した外壁補修の方法は、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。