「雨樋の交換って、自分でやれば安く済ませられるのでは?」
「でも、素人がやって雨漏りや落下事故になったら怖い……。」
このように悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
雨樋の交換は、部位と高さ・破損状態によって「DIYで問題ないもの」と「絶対にプロに任せるべきもの」の線引きが明確に決まります。
判断を誤ると、数万円の節約のはずが数百万円規模の壁・柱の解体修繕に発展したり、脚立からの転落で入院に至る事例が公的統計で報告されています。
この記事では、労働安全衛生規則と公的事故統計をもとに、雨樋交換を自分でやってよい範囲と可能範囲での正しい手順・板金工学の基準・失敗時の二次被害までを、鎌倉・藤沢・逗子で25年以上外装工事を手掛けてきた立場からまとめました。
雨樋交換を自分でやれる範囲・やれない範囲【結論マトリクス】
まず結論として、雨樋の交換や修理を自分で行えるかは「部位・高さ・破損の状態」の3軸で判定します。
地上から手が届く1階の軽微な補修はDIYの範疇ですが、2階以上や住宅全周の張り替えは、法令と施工精度の両面から専門業者の領域です。
- 1階の軽微な補修(ひび割れ・継手外れ・掃除)は自分でできる
- 2階以上・全交換・金具打ち直しは絶対にプロの領域
- 判定マトリクス早見表(部位×高さ×破損状態)
1階の軽微な補修(ひび割れ・継手外れ・掃除)は自分でできる
地上から手が届く高さ、あるいは脚立の安定が完全に確保できる1階低所であれば、幅3mm未満のひび割れ補修、外れた継手の再接着、落ち葉・土砂の詰まり除去、竪樋の部分交換までは自分で対応できます。
市販の補修テープや塩ビ溶融接着剤、変性シリコーンコーキングといった副資材はホームセンターで揃うので、材料費だけで数千円から1万円台に抑えることが可能です。
ただし作業高さが2mを超える箇所では、後述する労働安全衛生規則の作業床設置基準に触れる領域に入るので、脚立の使い方と補助者の配置を必ず守ってください。
2階以上・全交換・金具打ち直しは絶対にプロの領域
2階の軒先は地表から5〜6mに達し、脚立や立て掛けはしごだけでは安定した作業床を構築できません。
住宅全周の張り替えや金具打ち直しは、屋根面積から必要な排水能力を逆算し、数mm単位の水勾配を長距離で通す設計が求められます。破風板の下地状態を確認しながらビス位置を新規に決める工程も、板金工の経験が前提の作業です。
「自分でやれば安く済む」と考えて着手すると、勾配ミスによる滞水や金具の脱落で数か月以内に再発するケースが多く、結果として工事のやり直しコストが上乗せされます。
判定マトリクス早見表(部位×高さ×破損状態)
自分でやってよい範囲と、プロに任せるべき範囲を早見表で整理します。
| 損傷状態・作業内容 | 作業環境(高さ) | 難易度 | DIY適否 | 推奨対処 |
|---|---|---|---|---|
| 幅3mm未満のひび割れ・小穴 | 1階低所(2m未満) | 低 | 可能 | 補修テープ/変性シリコーンで止水 |
| 継手部分の接着外れ・浮き | 1階低所(2m未満) | 低 | 可能 | 雨樋専用接着剤で再圧着 |
| 落葉・土砂の詰まり | 1階軒樋・縦樋落とし口 | 低 | 可能 | 固形物撤去後にホース通水確認 |
| 竪樋の部分破損 | 1階低所 | 中 | 可能 | 破損部を切断し新規パイプを接続 |
| 軒樋の垂れ下がり調整 | 1階軒先(2m以上) | 高 | 非推奨 | 足場板と水糸で勾配再調整が必要 |
| 軒樋・竪樋の全体交換 | 住宅全周 | 極めて高 | 不可 | 外部足場と排水設計が必須 |
| 2階屋根まわり全般 | 2階軒先(5m以上) | 極めて高 | 不可 | 本設足場+墜落制止用器具が必要 |
依頼先の比較・費用相場をもっと詳しく知りたい方は、こちらの関連記事もあわせてご覧ください。


雨樋を自分で交換する前に知るべき安全基準【労働安全衛生規則と事故統計】
雨樋の1階軒先作業は、労働安全衛生規則が定める「作業床設置義務」の対象高さ(2m以上)を構造的に超えます。
プロと素人の安全設備の差、そして脚立・はしご事故の公的統計を確認したうえで、DIYの是非を判断してください。
- 労働安全衛生規則第518条:2m以上は作業床が原則義務
- NITE統計:はしご・脚立事故の92%が人的被害
- 国民生活センター統計:高齢者の脚立事故の95%が転落
労働安全衛生規則第518条:2m以上は作業床が原則義務
厚生労働省が所管する労働安全衛生規則第518条では、事業者は高さが2m以上の箇所で作業を行わせる場合、墜落防止のため作業床を設けることが原則として義務付けられています。
木造1階建ての平屋であっても軒先高さは2.5〜3m前後、2階建てなら5〜6mを超えるので、雨樋の交換作業は1階部分であっても法令上「作業床の設置が求められる高さ」に該当します。
プロと素人では、この安全基準を守る仕組みが根本的に異なります。
| 項目 | プロの現場(労働安全衛生規則準拠) | 一般家庭のDIY作業の実態 |
|---|---|---|
| 高さ2m以上の設備 | 本設足場(作業床40cm以上・手すり付き) | 脚立や立て掛けはしごのみ |
| 墜落防止具 | フルハーネス型墜落制止用器具を装着 | 保護具なし、普段着で作業 |
| 作業体制 | 2名以上のチーム、有資格者が指揮 | 単独作業が多く、通報も遅れがち |
| 天候基準 | 強風・大雨・降雪時は法令で中止 | 休日の限られた時間に強行しがち |
NITE統計:はしご・脚立事故の92%が人的被害
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が公表している2010〜2019年度の事故情報によれば、はしご・脚立に起因する事故の実態は次のとおりです。
- 事故件数:合計398件(10年間)
- 人的被害:365件(全体の約92%)
- 死亡事故:3件/重傷事故:154件
- 事故原因:約50%が使用上の不注意や誤った取り扱い
「はしごに乗った状態での作業」「脚立の天板に立つ」「身を横方向に乗り出す」といった動作は、いずれも公的機関が明確に警告している禁止事項です。
国民生活センター統計:高齢者の脚立事故の95%が転落
独立行政法人国民生活センターの発表「高齢者の脚立・はしごからの転落事故に注意!」では、65歳以上の脚立・はしご関連事故について次のように報告されています。
- 事故件数:458件のうち約95%(433件)が転落事故
- 被災者:半数以上が60〜70代
- 重症度:約半数が3週間以上の入院・治療
- 発生場所:約8割が自宅敷地内
雨樋作業は水平方向の横移動を伴うので、脚立から身を乗り出す動作が構造的に生じやすい点も注意が必要です。
自分で雨樋を交換・補修する手順【DIY可能な3パターン】
ここではDIYの範疇に収まる3つの補修パターンについて、必要な部材・工具と手順を紹介します。
いずれも1階の低所作業を前提とし、脚立を使う場合は補助者を必ず配置してください。
- ひび割れ・小穴の補修テープ/コーキング止水
- 継手の再接着(塩ビ溶融接着剤の使い方)
- 竪樋の部分交換(1本・約3m)
ひび割れ・小穴の補修テープ/コーキング止水
| 必要工具 | 雨樋専用補修テープ、変性シリコーン系コーキング材、乾いた布、脱脂スプレー、ヘラ |
|---|---|
| 所要時間 | 30分〜1時間程度 |
| 注意点 | 雨天・低温時は硬化不良を起こしやすいので、気温5℃以上・湿度85%未満の晴天日に作業する |
幅3mm未満のヘアークラックや小さな穴は、雨樋専用の補修テープを貼るか、変性シリコーン系コーキング材で止水します。
対象箇所を乾いた布で拭き取り、脱脂スプレーで油分を除去したうえで、周囲より20〜30mm広い範囲にテープを貼るか、コーキングを充填してヘラで整えます。
作業前にはホースで通水テストを行い、水がスムーズに流れているか、他の破損箇所が隠れていないかを合わせて確認しておくと安心です。落ち葉や土砂の詰まりが原因で溢水が起きている場合は、この工程の前にトングやハンドスコップで固形物を撤去しておきましょう。
継手の再接着(塩ビ溶融接着剤の使い方)
| 必要工具 | 雨樋専用の塩ビ溶融接着剤、紙ヤスリ、脱脂スプレー |
|---|---|
| 所要時間 | 1箇所あたり15〜30分(圧着時間含む) |
| 注意点 | 木工用ボンドや瞬間接着剤は代用不可。集水器と軒樋の接続部は接着しないのが正解 |
継手(軒継手・竪継手)の接着が外れて浮いている場合は、雨樋専用の塩ビ溶融接着剤で再接着します。塩ビ溶融接着剤は部材表面を化学的に溶かして一体化させるタイプで、一般的な木工用ボンドや瞬間接着剤では代用できません。
既存の古い接着剤を紙ヤスリで軽く落として脱脂し、両面に薄く接着剤を塗って差し込み、5〜10分ほど圧着します。
集水器と軒樋の接続部については、後述のとおり接着せず差し込むだけが正解なので、間違えて接着しないよう注意してください。
竪樋の部分交換(1本・約3m)
| 必要工具 | 金切りノコ、新規パイプ、伸縮継手・ソケット、塩ビ溶融接着剤 |
|---|---|
| 所要時間 | 1本あたり1〜2時間 |
| 注意点 | 既存メーカーと呼び径(55mm・60mmなど)が同じ規格でないと勘合しない |
外壁に沿って垂直に配管された竪樋の1本(約3m)が破損している場合は、破損箇所を金切りノコで切断し、新規パイプと伸縮継手・ソケットを接着挿入して交換します。
地上付近の作業になるので脚立は不要で、DIYの中では比較的取り組みやすい部類です。
ただし、でんでん金具(外壁につかむバンド状金具)を外壁に打ち替える必要が出た場合は、下地の位置や既存穴の止水処理が発生するので、ここまで来ると次章で解説する板金工学の基準が関わってきます。
自分で雨樋交換をやると失敗する3つの技術ポイント【板金工学の基準値】
自己流の施工で最も多い失敗が「見た目は付いたが、機能していない」パターンです。
ここでは、プロが必ず守る板金工学の3つの基準値と、それを外した場合に起こる不具合を解説します。
| 基準項目 | プロが守る基準値 | 外した場合に起こる症状 |
|---|---|---|
| 水勾配 | 1/200〜1/100(1mあたり5〜10mm) | 逆勾配で滞水/ボウフラ発生 |
| 金具ピッチ | 450〜600mm | 積雪・強風で軒樋が前垂れ |
| 接着ルール | 集水器周辺は非接着で3〜4cm差し込み | 熱伸縮で継手が割れ、金具が脱落 |
- 水勾配:1/200〜1/100を外すと逆勾配で滞水する
- 金具ピッチ:450〜600mmを外すと積雪・強風で垂れ下がる
- 接着と非接着の使い分け:熱伸縮の逃げ代を確保しないと継手が割れる
水勾配:1/200〜1/100を外すと逆勾配で滞水する
軒樋には集水器へ雨水を導くための水勾配が必須で、日本の一般住宅では1/200〜1/100(1mあたり5〜10mm)の傾斜を確保するのが標準的な施工基準です。
目視だけで金具位置を決めると、破風板自体のわずかな傾きに惑わされて中間部が沈む「逆勾配」になり、常に雨水が澱んでボウフラの発生や落ち葉の腐敗を招きます。
プロは水上と水下に基準金具を仮止めして水糸を強く張り、中間金具の高さをミリ単位で合わせていくので、水糸・水平器・メジャーは最低限揃えたい工具です。
金具ピッチ:450〜600mmを外すと積雪・強風で垂れ下がる
とい受け金具(軒金具)の支持間隔は、標準で450〜600mmが現代の施工基準です。
築30年以上の住宅では3尺(約909mm)ピッチで金具が付いていることもありますが、この間隔は近年の集中豪雨や積雪荷重に対して強度が足りません。積雪地域や強風エリアでは500mm以下に狭めるのが実務上の目安で、これを外すと軒樋が積雪や強風で外側へ傾く「前垂れ」を起こし、集水器に水が流れなくなります。
金具を打ち替える際は、既存金具跡のビス穴に必ず変性シリコーン系コーキング材を充填し、新しい金具は旧穴から20〜30mm離した健全な下地位置へ下穴を開けて固定してください。
接着と非接着の使い分け:熱伸縮の逃げ代を確保しないと継手が割れる
雨樋の主材料である硬質塩化ビニール樹脂は温度変化による線膨張係数が高く、季節ごとに数mm〜十数mmの伸縮を繰り返します。
この熱変形を吸収するため、接着する箇所と接着しない箇所を明確に使い分けます。
- 接着する箇所:軒継手・止まり・竪樋ソケット
- 接着しない箇所:集水器と軒樋の落とし口、集水器下部とエルボの接合
素人施工でここを強力接着剤で一体化させると、夏の膨張や冬の収縮による歪みが逃げ場を失い、最弱部である継手やでんでん金具が割れて脱落する原因になります。
自分での雨樋交換が失敗すると起きる二次被害【オーバーフローの連鎖】
勾配ミスや継手の接着不良で発生する「オーバーフロー」は、単に樋から水が溢れるだけでは終わりません。
軒天から外壁内部へと浸水が進むメカニズムを理解しておくと、DIY判断の重みが変わります。
- 軒天の腐朽:溢れた雨水が軒先を回り込む
- 外壁シーリングの破断部から壁体内浸水→木材腐朽菌・シロアリ被害
- 耐震性の喪失:数万円のDIYが数百万円の解体修繕へ
軒天の腐朽:溢れた雨水が軒先を回り込む
水勾配の狂いや継手の接着不足で軒樋の途中から雨水が溢れると、溢れた水は軒先を回り込んで軒天(外壁から突き出た屋根の裏面)を濡らします。
軒天は常時湿潤環境に耐える設計ではないので、この状態が続くと木部が腐朽し、塗膜の膨れ・剥がれ・下地の脱落が進行します。屋外から見て軒天に染みや変色が出てきたら、雨樋のオーバーフローを疑うサインです。
外壁シーリングの破断部から壁体内浸水→木材腐朽菌・シロアリ被害
軒天から回り込んだ雨水は、外壁サイディングの目地シーリングの破断部から壁体内へ浸入します。
壁体内の柱や土台、筋交いといった構造木材が水分を吸収し続けると、含水率20%を超えたあたりから木材腐朽菌が繁殖し、繊維組織を分解して構造材としての強度を失います。
同時に湿潤した木材はシロアリにとって格好の生息環境になるので、腐朽と食害が同時進行するのが典型的な失敗パターンです。
耐震性の喪失:数万円のDIYが数百万円の解体修繕へ
構造木材の腐朽とシロアリ食害が進むと、壁倍率(耐力壁の水平抵抗力)が構造計算上の想定を大きく下回り、大規模地震時に柱脚部の引き抜けや耐力壁の座屈といった致命的な損傷を招きます。
数万円の部材代を節約しようとしたDIYが、外壁・柱・断熱材の解体を伴う数百万円規模の修繕工事に発展した事例は少なくありません。雨樋のオーバーフローは「小さな水漏れ」ではなく「住宅寿命を縮める入口」だと捉えておくことをおすすめします。
雨漏りが実際に発生してしまった場合の原因の見分け方は、こちらの関連記事で詳しく解説しています。


自分での雨樋交換と業者依頼、費用相場を比較
DIYで削減できる費用と、プロに任せた場合の相場を工事範囲別に並べておきます。
「1階の軽微補修は自分」「全体交換はプロ」の使い分けが、結果として最もコストパフォーマンスが高い判断です。
| 工事範囲 | DIY費用 | プロ依頼費用 | 推奨判断 |
|---|---|---|---|
| 1階の軽微補修(ひび割れ・継手) | 数千円 | 5,000〜30,000円 | DIYで十分 |
| 1階軒まわり一面交換 | 25,000〜50,000円 | 50,000〜100,000円 | プロ推奨 |
| 住宅全体(2階建て30坪) | 現実的でない | 20〜70万円+足場10〜30万円 | プロ一任 |
1階の軽微補修:DIY 数千円/プロ 5,000〜30,000円
ひび割れ補修や継手の再接着といった軽微な補修は、DIYであれば補修テープや接着剤の実費のみで1,000〜3,000円ほどに収まります。
プロに依頼した場合は基本出張費が含まれるので5,000〜30,000円が相場です。1階の低所作業で安全が確保できるなら、この範囲はDIYの経済合理性が最も高い領域といえます。
1階軒まわり一面交換:DIY 25,000〜50,000円/プロ 50,000〜100,000円
1階軒まわりの一面交換(金具全交換と水勾配調整を含む)は、DIYで部材と工具を揃えると25,000〜50,000円、プロに任せると50,000〜100,000円が目安です。
金額差は倍程度ですが、プロの施工には通水検査と施工保証が付帯するので、その後の再発リスクまで含めるとプロ施工のほうが総コストは安く済むケースが多くあります。
住宅全体(2階建て30坪):全交換はプロ一任が原則
住宅全体の雨樋を交換する場合、プロ施工の相場は20〜70万円で、これに仮設足場費用10〜30万円が加算されます。
個人で足場を組むのは法令面・安全面から現実的でないので、この規模はプロ一任が原則です。
ここで一つ知っておきたいのが、外壁塗装や屋根工事とタイミングを合わせて同時施工すれば、足場代を1回にまとめられるという点です。雨樋の全交換単体で足場を組むより、外装工事のパッケージで実施したほうがトータルの支出は大きく圧縮できます。
弊社リズムペイントは、鎌倉・藤沢・逗子で25年以上外装工事を手掛けており、一級塗装技能士と雨漏り診断士が在籍しています。雨樋の勾配設計から外壁塗装との同時足場提案まで一貫して対応できるので、「そろそろ外壁も気になっている」という方はぜひお気軽にご相談ください。
火災保険の適用条件や「保険金で無料」勧誘の見分け方は、こちらの関連記事で詳しく解説しています。


まとめ|雨樋交換の自分でやる範囲は「1階の軽微補修まで」で線引きしよう
雨樋交換を自分でやれるかは、「部位・高さ・破損状態」の3軸で判定するのが最も確実な基準です。
1階低所での軽微な補修(ひび割れ・継手・掃除・竪樋の部分交換)はDIYの範疇ですが、2階以上の作業や住宅全周の張り替え、金具打ち直しは、労働安全衛生規則が定める作業床の基準と、水勾配・金具ピッチ・熱伸縮といった板金工学の基準を満たす必要があるので、専門業者に一任するのが結果的に最も安全で経済的な判断です。
判断に迷ったときは、まず無料の外装診断で状態を確認するのが最短ルートです。弊社リズムペイントは、鎌倉・藤沢・逗子で25年以上外装工事を手掛けており、雨樋の勾配設計から外壁塗装との同時足場提案まで対応しています。「自分で直せるか、プロに頼むべきか」で迷っている段階でも、お気軽にご相談ください。
雨樋交換を自分でやる際によくある質問
Q. 雨樋交換に必要な工具は何ですか?
DIYで揃えたい基本工具は以下のとおりです。
- 金切りノコ(塩ビと内部スチール芯を切断可能なタイプ)
- 電動インパクトドライバー/ステンレス製木ビス
- 脱脂スプレー/雨樋専用の塩ビ溶融接着剤/変性シリコーン系コーキング材
- 水糸・水平器・メジャー(勾配確認用)
- バール(既存金具の撤去用)
Q. 雨樋のDIY交換で使う部材はホームセンターで揃いますか?
補修テープや接着剤、変性シリコーンといった副資材はホームセンターで揃います。
ただし軒樋・竪樋・集水器・金具といった部材は、既存住宅で使われているメーカーや呼び径(100・105・120mmなど)と規格を合わせないと勘合しません。パナソニックや積水化学工業などメーカーごとに寸法体系が異なるので、既存部材を1本外して型番を確認してから購入するのが確実です。
Q. 雨樋のDIYに火災保険は使えますか?
火災保険(風災・雪災・雹災補償)は、原則として「プロの施工業者が算定した正当な原状回復見積書と被災写真」に基づいて損害額が査定されるので、DIYで自分が行った補修部分については、その工賃や手間賃が保険金の対象になることはありません。
台風などで破損した場合の適用条件や、「無料で修理できる」と勧誘してくる悪質業者の見分け方は、関連記事「雨漏り修理はどこに頼む?」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
Q. 雨樋を自分で交換して失敗した場合、業者に直してもらえますか?
DIYで一度手を入れた雨樋であっても、専門業者に修理を依頼することは可能です。
ただし、素人施工の跡がある場合、下地の状態確認や再施工の手戻りが発生するので、通常のプロ施工より工賃が割高になる傾向があります。とくに勾配ミスや金具の打ち直しが必要になっているケースでは、部分補修ではなく一面交換に切り替えたほうが結果的に安く済むこともあるので、まずは無料診断で現状を確認してもらうのがおすすめです。










